4.
単スリットによる回折
レーザー光を単スリットに通して,回折像を観測します.
作業の流れは下の手順で行います.
装置の配置
像のスキャンとグラフの作成
PC への取込み
回折光の強度の数値化
グラフの描画
スリット幅の測定
計算値との比較
4-1. 装置の配置
図1
実験装置の配置は上の図のように行って下さい.レーザー光の光軸と光学台が平行になるように配置します.またスキャナーの読み取り面が光軸に対してなるべく垂直な方向を向くように配置して下さい.
スキャナーが光軸に対して垂直になっていないと,得られる回折像が左右非対称になってしまいます.
角度を調節する際には,スキャナーのそばで手をかざすなどして,
読み取り面からの反射光がどこに向かっているかをチェックして下さい
.
スキャナーが傾いている場合には左の図のように反射光が光軸からそれるので,正面に反射光が帰るように調節して下さい.
干渉縞の間隔があまりにも狭い(細かい)とスキャナーの分解能の制限から暗線の間隔の測定に支障を来します.単スリットの間隔は,左の図のように「干渉縞の中央の明線の幅 = 20〜30 mm 程度」を目安に調整して下さい.
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