強度のデータから,データ解析ソフト「Origin」を用いてグラフを作成します.距離の単位の変換(pixelsからmmへ),回折パターンの中心(光軸)の位置から暗線(強度が極小となる位置)までの距離の測定もこのソルトウェアを使って行います. | |
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「Origin6.1」の起動とデータの読み込み デスクトップにある「Origin6.1」のアイコンをダブルクリックして起動して下さい. |
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データファイルを読み込むと,左の図のようにテーブルにデータが読み込まれます.Aカラム(1列目)がpixel数を,Bカラム(2列目)が回折パターンの強度を表しています. | |||||||||||||||||||||
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表の横の余白で,右クリックをして現れるコンテクストメニュー(左図参照)から「新しい列の追加」を選んで,列を2つ(カラムCとカラムD)追加して下さい. (左の操作を2回繰り返して下さい.) |
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カラムCのタイトル部分( C(Y2) と書いてある部分)をダブルクリックすると,左の図のようなボックスが出てきます. |
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横軸の単位を pixels から mm に換算する
C カラムのタイトル部分を(左)クリックしてください.カラム全体が選択されます. |
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すると,左の図のような「列値の設定」ボックスが現れます. ここにはカラムA( col(A) )にpixel数で表された長さを mm に換算します. 1 pixel あたりの長さは 0.254 mm ですので,左の図のように計算欄に col(a) * 0.254 と書き込んで下さい.(実際はこんなでかい文字は出ません.) この状態でOKボタンを押すと,カラムAのデータに0.254を乗じたものがカラムCに入力されます. この操作の結果,Cカラムに書き込まれたデータが,読み取り面上での長さ(mm) となります. |
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グラフを描く
カラムCとカラムDを左の図の黄色い矢印のように,タイトル部分をマウスでドラッグして選択して下さい. |
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暗線(強度極小)の位置を記録する グラフが表示されたら,画面上部のツールバーから,中央よりやや右寄りにある「データリーダ」ボタンをクリックして選択して下さい. |
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するとカーソルの位置のXY座標が,左の図のように表示されるため,キーボードの矢印キーで左右にカーソルを動かして,強度が極小となるX座標をノートに記録していって下さい. |
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ノートには例として下のような表を書き,回折パターンの原点から暗線までの距離を,原点の左右それぞれ3つまでを上の段の「原点からの距離」のところに記録してください.
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グラフのプリントアウト
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ここまでうまく行ったらスリットからスクリーンまでの距離 D (図1参照)を測定して下さい.
そのあとでスリット幅 b を拡大投影機で測定して上の表の下の段を計算し,実験値と比較します. |
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